大滝詠一

情景が、キラキラと思い浮かび、
温度まで感じられる歌たち。


昭和や平成初期の頃の歌は、
『名詞』で圧倒的な表現がなされている。

一方、昨今の歌は、
『形容詞』が多用されているように感じる。

前者は、名詞ゆえに多くの解釈や感情が
含まれていて、豊かな記憶を呼び起こさせると
同時に
キッパリとハッキリと
鮮やかで、心に響く。

後者は、形容詞ゆえに、あいまいで弱々しく
はかなげで、心に染みを一つ落とすぐらいの
余韻である。


大滝詠一さんの曲の
好きなもの

  ペパーミントブルー
  夏のぺーパーバック
  雨のウェンズデイ
  カナリア諸島にて
  君は天然色