春に揺られて
Eちゃんとお出かけ。
天気予報は、外れて朝から晴天。
待ち合わせの駅はチラホラ、ピンク色。
電車に乗って窓から海を見ながら、おしゃべり弾む。
初めて降りる駅に到着。
駅名は桜のデザインで縁取られてる。
まずは、朝食のパン屋さんを探しながら歩く。
途中の道路沿いもピンク、ピンク。
第一候補のパン屋さんを見つけられず、
第二候補のパン屋さんへ方向転換。
そこへの道の左側は、ピンク、ピンク、ピンク。
パン屋さん、見つけた。
ちょっとレトロなこじんまりしたお店にアツアツ達が並んでる。
平日の午前中だけど、近くの人気店には行列ができてる。
いい具合にお腹が空いて、Eちゃんと私、2つずつパン選んで
それぞれアイスとホットのコーヒー持って外のテーブルへ。
目の前には、お城と桜。
落ちたパンくず目当てにスズメがチョコチョコ。
隣の席では、青いトレンチコ-トのお兄さんが
コーヒー片手に読書。
ごちそうさま して池のある大きな公園へ向かう。
チューリップと白鳥ボートの間を通り抜け、
桜舞う公園に到着。
大きな桜の木の下では、大学生たちがゲームしたり
家族でご飯、食べてたり・・
ピンク、ピンク、白、ピンク、ピンク、ピンク、白
に囲まれて、大きく息を吸う。
その後、公園内の美術館へ行って絵を堪能して、
地下鉄を乗り継いで、ケーキ屋さんへ。
駅から離れているその店にたどり着くまでに、
5、6本の桜の木に出会う。
美味しく頂いて、また、地下鉄に乗ってると、Eちゃんが
コーヒー飲みたいと。
目的地の一つ前の駅で降りて、行ってみたいと思っていたコーヒー屋
さんを目指すことに。
人に道を聞いて歩く、道聞いて、歩く、歩く。
大きな桜のある公園を通り過ぎてやっと着いた。
ここにしかないラテアートのコーヒを注文。
4月からのそれぞれの新年度の予定などを確認しつつ
足の疲れを癒す。
また、お待ちしてま~す と言う店のお兄さんの声を背にして
夕闇に包まれてきた街並みを本屋さんへ向かう。
資格試験の本を買って、帰りの電車に乗る。
21時過ぎの電車内は、送別会帰りと思われる会社員などで
混んでた。
電車の中でもEちゃんと今日1日のことや、4月からの
期待や不安のことで話は尽きない。
降りる駅について、私は徒歩で、Eちゃんはバスで家路につく。
Eちゃんの乗るバス停近くのライトで桜が、ちょっとだけ見えた。
帰宅してお風呂に入ってパソコン開くと、Eちゃんから、今日、撮った
桜の写真が2枚、送られてきてた。
桜に始まって桜で締めくくった春の暖かい陽ざしの
大好きなEちゃんとの春の1日だったなー
。
外の