家の中とネットだけの世界で人は本当にやっていけるのか?
日本では、子供のうちは、義務教育やらその後の学校やら役所からのお知らせ等で
家から外に出ることが多かったり、本人の確認をとられることで社会と繋がって
いることを認識せざるを得ない。
しかし、大人になると今の世の中では、お金を得る手段さえ持っていたり
財産があったりすれば、
ネットで仕事をし、ネットで買い物をし、金銭の出し入れもネットでできて
公的手続きもネットでできる。
おまけに娯楽もネットで可能だ。
一人暮らしであっても、一歩も外に出なくても長い期間、生きられる。
それは、天気を気にせずに済み、重い荷物を持つこともなく、
暑さ寒さにもさらされず、時間にもとらわれることなく
一見、快適な世界に思える。
しかし、人間の体の機能は、それを好意的に受けるようには
今の時点では、できていない。
運動不足で体の調子がイマイチで、そのうち気分が爽快とは
いかなくなる。
そして、自分が社会と繋がっている感覚も薄れていくことになる。
人間が生き物である以上
AIであったり、その他の研究などでは、進歩した方がいい技術と
進歩しすぎてはいけない技術があるはずだ。
ちょうど今が、それをしっかり見極めなければいけない時期なのでは
ないだろうか。